エルメスの皮革製品には 作られた年代を示すアルファベットの刻印がされています。
➤刻印に関してのコラムはこちら
ルイヴィトンにもある製造番号の解読もそうですが、メーカーサイドが公表したことではないので
あくまでも仮説になるのですが、既に周知の事実となっています。
このことに関して店頭でエルメスのスタッフのかたに尋ねても、あまり心象がよろしくないので
避けておいたほうが無難です。
同じ新品のお品物であれば 3年前に作られて箱の中で眠っていたお品物よりも
工房からできたてのものを選びたくなるのは誰でもかと思います。
2014年は 四角の中に「R」の刻印でした。
エルメスの刻印が切り替わるのは3月頃からです
「R」刻印の最終あたりから 四角がなくなってしまいました。
エルメスの刻印は 年代を表すアルファベットのほかに
工房、作った職人さんを表す記号も入っています。
(当然ですがエルメスは ハンドル担当とかクロア担当など流れ作業で作ってはいません。
ひとりの職人さんがひとつのものを完成までこなします。)
どうして四角がなくなったかは不明です。
これまで四角や丸で囲まれたアルファベットが
年代を示す記号だったのでとてもわかりやすかったのですが
職人さんの記号と混じってわかりにくくなってしまいました。
2015年は 「R」 の次なので 「S」 となるはずですが
2015年は セール品であるソルド表記の S と紛らわしくなって
しまうことから「T」になっています。
理由は公表されているわけではありませんので、あくまでも憶測ですが・・・