お買取りのお品物を拝見させていただいて、お買取りのお値段をお付けすることができないお品物があります。
「申し訳ありません。お値段をお付けさせていただくことができかねました。」とか
「お取り扱いできませんでした。」とお返事させていただくのですが
それにはいろいろと理由があります。
【ダメージが強くて販売することができないもの】
お使いになられたものですから、擦れや汚れがあるのは当たり前です。使ってあるけど…大丈夫かしら?気にしないでどうぞ送ってください。次に使っていただくかたが気持ちよく使えるように、クリーナーで汚れを落としたり、脱臭器で除菌、消臭したりさせていただきます。
ほつれやスナップボタンが緩くなってしまったり、ファスナープルが取れてしまった。時間の経過で内側の素材が劣化してしまった。このような場合はメーカーのリペアサービスを利用してお直しを施してから販売させていただきます。お修理が必要なお品物でもお買取りできます。
ですが、お修理代金の予想価格がお買取り代金を上回ってしまう場合はお買取りのお値段が出せなくなってしまいます。
エルメスのバックやお財布のほつれはエルメスでお修理いたしますと、一直線のステッチをかけなおすお修理代金が、お財布などの小物類でも2万円と高額になってしまいます。
ルイヴィトンの場合、ボタンなどは軽度のお修理で、お値段も1,000円~3,000円程度で済みますが、内ポケットのべたべたの張替えは4,000円~6,000円。 ポーチの内部防水素材全体の張替え、バケツの内側全交換などは張替えプラス、ステッチのかけなおしも伴いますので20,000円~40,000円くらいかかってしまいます。
お修理がされて販売できるようになった場合のお買い取り価格を算出して、そこからお修理代金をマイナスしてお買取りさせていただいております。
【商標権違反のお品物と思われるお品物】
お土産でいただいた・・・オークションで落札した・・・入手された経緯はいろいろあるかと思いますが法的に存在してはいけないと思われるお品物です。お客様の反応も 「やっぱりね。」というものから 「えっ?コピー商品ですか?」と驚いた反応の場合もあります。
ですが 私どもでできるお返事としては「お取り扱いできかねます。」と回答するほかありません。それは商標権のホルダー(ブランド)、もしくはホルダーより任命を受けた者しか判断をできないことになっておりますので私どもでは YES とも No とも断言できる権利がないのです。
【販売するのに難儀なお品物】
一般的に高級ブランドのお品物は 完璧な縫製や検品のもとに商品が作られ 間違いやミスなどはあり得ない。と思われがちです。もちろんそれは正しいことです。が、たくさんのお品物の中には なぜかこのようなものが市場に出回ってしまった・・・というものもあります。このようなものは正規のお品物なのですが、次にお買い求めいただくかたが受け取ったときに不安になってしまうことからお買取りができない場合があります。
・ほかの部分は完璧にできているのにポケットの縫製がぐちゃぐちゃに曲がっていた
作ったかたの体調が悪かったのでしょうか・・・そして検品するかたも忙しかったのでしょうか。メーカーによっては 不良品として取替えやお直しを受け付けていただけるところもありますが使用に問題ない。として受け付けてもらえないメーカーもあります。
・ルイヴィトンの商品には必ず付いている製造番号がない
うっかり忘れてしまったのでしょうか・・・?製品の使用に問題ないので、製造番号がないから付け直してくれるということはありません。
・ブランドロゴの刻印がミスしている。
こちらも忙しすぎたのでしょうか・・・?こちらは私がルイヴィトンのお店で個人的に購入したお品物ですがニセモノ業者ですらこんな刻印のものはつくらないと思います。
・現行品は裏蓋にモデル名の刻印があるのに、刻印がない。
保証書に記載のシリアル番号が本体に刻印されていない。発売当初はこれで正しい製品なのですが、シリアル番号番号もないため現行品と比べていただくとちょっと不安になってしまいます。
・製品と保証書の番号が違う
手書きの場合は販売時のスタッフのかたのミス、カードや書類に印字や刻印の場合はメーカーで出荷時からのミスにになりますが、ご購入者の方のご購入時のデータや本人確認ができないと訂正してもらえない場合が多いので私どもで代行することができないので、お客様にその作業をお願いしてからのお買取りになってしまいます。またもしくは保証書なしでのお取扱いになります。