以前に 金属アレルギーのことについて書かせていただきました。
ブランド品のアレルギー
その時に どうやら私も金属アレルギーらしい。と気が付きました
発症してからというものは ピアスもネックレスも気をつけて身につけるようにしています。
気を付けているというのは
アレルギーが出るもの。出ないもの。いったいどの金属がダメなのかハッキリしていないからなのです。
ピアスが原因で耳たぶが赤く腫れあがってしまった過去に
皮膚科の医院へ行った際には 飲み薬と塗り薬をいただいて
「パッチテストをしていただけないのでしょうか?」と尋ねましたら
「必要ないでしょ。安いアクセサリーは身につけないこと!」という
なんとも太っ腹な診断だったのです。
「なるほど・・・」と思ったものの
「でも 何がダメで 何が大丈夫なのか知りたいよぉぉ」
85%納得 15%「えーーー」でした。
セルフチェック
それならばセルフチェックできるキットはないものかとネットで
検索していてわかったことが
パッチテストをせず 太っ腹診断した皮膚科の先生は偉い!ということです。
社会保険を使うということでしたらアレルギーのパッチテストを行うには
必要に迫られる理由がなければいけません。
「どんなアクセサリーが自分の体質に合わないか~」 なんていう甘ったれた理由で
社会保険を使えるわけがありません。
「安いアクセサリーは使うな!」 もっと短くして 「心配なら使うな!」
保険医として見事な診断です。
もちろん知りたいのなら全額自己負担の自由診療でやっていただけばいいわけです。
ネットにどなたかが書き込みされていました。
医者に「自分の持っている指輪や他の人から借りていろいろな素材で試してみて
かゆみや腫れの症状が出たものは使わないように」と言われた。と
まさにこれぞセルフ検査です。
結局ネットで自分でできるパッチテストは見つかりませんでした。
ミネラル毛髪検査キット
毛髪を送ると体内の重金属蓄積量を測定してくれる
「ミネラル毛髪検査キット」
が見つかりましたが、どうやらこちらは蓄積されている金属がわかるもので
アレルギー症状がでるかどうかはわからないようです。
髪を切りたくない人には爪で検査もできるようです
お魚好きの人には体内の水銀蓄積量が多いと聞きますが
この検査では水銀、鉛、カドミウム、砒素など6種類の有害金属の蓄積度や
カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛などの必須ミネラルの過不足をチェックできます。
そして検査結果に基づき、必要なミネラル・ビタミンのアドバイス、
並びに食材・献立・有害金属排出法のアドバイスを行ってくれます。
食品でも金属アレルギーの原因に
金属アレルギーによる症状はその金属で作られたアクセサリーなどの直接的なものだけでなく、
ナッツ類やチョコレートやココアに多く含まれている食品から摂取している場合や生活環境、
歯科治療やエステで使われる器械から体に取り込まれている場合もあり、
アレルギーの自覚がない人も体調の不調や原因が思い当たらないと思っていた湿疹やかゆみの理由は
もしかしたら金属によるものかもしれません。
↑食品に含まれている金属。食品からも金属を取り込んでいるのです
パッチテストを受けることに
私は今回歯科治療をするにあたって金属アレルギーらしい。と歯科医師に伝えると
皮膚科でパッチテストを受けてどんな金属のアレルギーを持っているか調べてくるように言われたのです。
そのため 「必要に迫られて」パッチテストを受けることになりました。
費用は 自由診療の全額負担で8,000円~12,000円くらい
社会保険利用の30%負担で 2,000円~4,000円くらいになるかと思います。
検査の結果を予想
自身のこれまでの体験から予想を立てておきますと
・メッキされたものはほとんどダメ。
・プラチナは大丈夫のよう。
・シルバーは大丈夫なものもあればダメなものもある。
(ティファニーのものはどれも大丈夫)
・ゴールドは大丈夫なものでもダメになるときもある。
パッチテストは体に対象金属を直接貼るわけですので
調べようとしている金属を体内に更に入れる
反応が出る=かゆくなる
正直 き、き、危険です。
調べる対象は18種類。
1、塩化アルミニウム
2、塩化コバルト
3、塩化第二スズ
4、塩化第二鉄
5、塩化白金酸
6、塩化パラジウム
7、塩化マンガン
8、塩化インジウム
9、塩化イソジウム
10、臭化銀
11、重クロム酸カリウム
12、硫酸クロム
13、硫酸ニッケル
14、塩化亜鉛
15、塩化金酸
16、硫酸銅
17、塩化第二水銀
18、白色ワセリン
1回目 通院
これを背中に貼りました。
2日間貼っている間はお風呂は禁止。汗もかかないほうがいいらしい。
検査は夏には不向きです。
はがれるといけないので補強のために貼った絆創膏のためか
翌日からかゆみがはじまりました。
・・・激しくかゆい。
でも 全面を覆われているのでかくことはできません。
拷問のようです。
2回目 通院
(シートを貼ってから2日目)
検査シートを剥がしてもらいました。
看護婦さんが「あらぁ~13番はたぶん確定ね。かゆいでしょう」
数箇所赤くなっていますが №13のニッケルがひどく赤くなって腫れも出ている状態。
№6 ・・・+-
№13・・・++
№15・・・+-
シートを剥がしたので それぞれのアレルゲンの位置がわかるように
医療用ペンで番号とエリアの印を書いてもらう。
3回目 通院
(シートを貼って3日目)
時間が経過してから症状が出てくる場合もあるので経過観察です。
さらに13番がひどい状態だったのでお薬を塗ってもらう。
№6と№15の赤みは残っていますが、ほかの赤みは引いています。
相変わらず背中は激しくかゆいですが
シートを貼った背中からは遠く離れた二の腕の裏側、首の後ろあたりにもかゆみが出てきました。
次は検査スタートから1週間後。検査結果の診断になります。
4回目 通院
(シートを貼ってから7日目)
診断結果
アレルギー → ニッケル
擬陽性 → 金・パラジウム となりました。
今日現在、最初の訪院から2週間経過して
検査シートを貼った背中のかゆみはなくなりましたが
首の後ろなどの二次症状エリアのかゆみがおさまりません。(泣)
体を張って受けたパッチテスト
いまだつらいのですが とりあえずアレルギーの原因となる金属がわかってよかったです。
ニッケルは一般的にもアレルギーが起こりやすい金属です。
ニッケル?
いったいどこで使われていたのでしょう?
なんとすることはできないものなのでしょうか?
次回はこのあたりを探ってみようと思います。