ブランド品はどこの国で買うのがいちばんお得(安い)ですか?と、よく聞かれます。
買うお店によっても違います。(直営店・セレクトショップ・免税店・ディスカウント店・専門店 etc・・・)もちろん海外にだって中古品のお店もあります。
直営店での正規価格に限って比べるとしますとそれは当然そのブランドのホームグラウンドで買うのがいちばん安いはずです。ただ為替の変動にも左右されます。
現在(2013年2月)のようにアベノミクスで円安が進んでいますと1ドル70円が95円にった場合、500ドルの品物が 35,000円から47,500円になってしまいますので3割以上高くなってしまい、今のように円安の時は海外ブランドを海外で買う割安感が少なくなってしまいますがこれまで続いた円高の時には海外でのお買い物にかなりの割安感があります。
ですがかなりの円高の状況でも原産国ブランドの母国で買う値段より(フランスブランドでも作っている場所はスペインだったりイタリアだったりしますので)日本国内の価格が下回ってしまうような状況にはなりません。それでは日本の現地法人や正規代理店が為替での損が出てしまいますので、国内の価格を値上げして調整します。
かつてイタリアのリラが暴落してしまった時にはあまりのスピードでフランスブランドでもイタリアで買うほうが安いという非常なこともありました。
また付加価値税なども国によって、品目によっても違います。外国人はその免税の恩恵を受けられますので旅行者は免税価格、または払い戻しで現地価格より更に安く買い求めすることができます。
通常の消費税のほかに例えば韓国などは貴金属などの高額商品に特別消費税20%がかかっていますので店頭価格は日本とあまり変わりがなくても、免税後はかなり安くなる場合などもあります。
メガブランドでは全世界のお値段をできるだけ同じ水準にしようという動きがあります。
どこの国で買ってもあまり変わりがない・・・それはブランドが販売代理店契約でなくなって直営店制(現地法人も含めて)になりお求めになるかたの自国で買っていただくことがいろいろな面で自然なかたちとなると推察します。
また並行輸入などの弊害も排除できます。
では、どこで買うのがいちばん安いか?
一般的にはブランドの母国で買うのがいちばん安いですが通貨が暴落している場合には、その国で買うのが安い場合もあります。
参考になりましたでしょうか???