最近耳にするSDGsって?
このところ耳にする「SDGs(エスディージーズ)Sustainable Development Goals」
テレビやポスターで目にしているけれど。ぼんやりわかっているような。わかっていないような。
なんとなくわかる。 誰かにいいことへの取り組み。(笑)
簡単な言葉ほど説明の難しい「持続可能な開発目標」
国連で採択された2030年までの地球全体の共通目標。ってことのようなのですが
2015年に決められているのにようやく耳にするようになっています。
大きな目標が17つあって
どれも うんうん。と大切なことばかりだけれど、
具体的にどうしたらいいのか一般人にはわかりにくい。
2020年 Bertelsmann Stiftung(ベルテルスマン財団)と(SDSN(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)から
発表されたSDGs達成ランキングにおいて日本は193カ国中17位。
データの詳細はこちら
トップ5は、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ドイツ、フランス
日本は、17の目標のうち、達成されていると評価されたのは、
「目標4:質の高い教育をみんなに」
「目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう」
「目標16:平和と公正を全ての人に」
の3つのみ。そのほかの目標は未達成です。
貧困とか飢餓とか安全な水も日本ではクリアできているように思いましたが、国内だけのことではなく世界へ向けてのアクションもあるかどうかってことのよう。
この17の目標をさらにターゲットを絞り具体的にした169個の目標があるらしい。
持続可能な開発目標(SDGs)とターゲットはこちら
№12 つくる責任とつかう責任
持続可能な開発目標17つのなかで №12 「つくる責任つかう責任」の具体目標では
「持続可能な消費と生産」
「天然資源の持続可能な管理」
廃棄物の発生を、
予防、削減(リデュース)、
再生利用(リサイクル)
再利用(リユース)により大幅に減らす。ということが挙げられています。
身近なところで食品業界のフードロス削減やサスティナブルな食材への置き換え、自然環境への配慮・・・
ファッション業界でも供給過多の見直し、労働搾取による生産の撲滅、毛皮、ゴム、天然素材の乱獲見直し。
あらゆる品物において持続可能なことへの変化。
つくる側もつかう側も必要になってきています。
ミシュランのグリーンスター
ミシュランガイドでも スター だけでなく グリーンスター という選考基準が2020年から新たに追加されました。
グリーンスターはこれまでの美食という基準ばかりではなく
フードロス削減を目的とした、料理、調理法、食材の仕入れ
サスティナブルな食材の利用、地産地消を追求し輸送コスト削減、化石燃料の削減
プラスティック製品の使用削減など、環境問題への配慮。
このような視点からレストランの取り組みを評価するものです。
*あくまでも通常のスター、ビブグルマンを獲得したお店の中から選ばれるもので、グリーンスターだけの評価はありません。
アパレル業界での取り組み
ファッション業界でもここ数年リアルファーの廃止やリサイクルナイロン、オーガニックコットンの利用
原材料の入手段階からの労働環境監視や搾取の撤廃、生産過多による売れ残り品の廃棄処分廃止など
メーカーの理念販売姿勢が改められるようになってきています。
製品を選ぶ消費者にも つかう責任意識が必要です。
正しい知識や情報を選別するスキルを持ちメーカーを監視、購入する価値基準が求められています。
お金を払ったからどうしようと勝手でしょ。使い捨てや次々買って経済を回す。
といった昭和の高度成長期のような時代ではなくなりました。
リユースすること
ものを大切にすること。 ・・・優しい響きの言葉です。
大切。という意味は
最も必要であり、丁寧に扱って大事にするさま。
掛け替えのないこと。
物を大切にすること。
これからの持続可能な社会を目指す上で欠かせないことです。
素材の生い立ち、作られた過程を想像するとあだやおろそかにすることはできません。
大切に使いたいものです。
上質な素材で丁寧に作られたものならば尚のこと。
ものは使われることによってこそ役割を全うします。
お洋服なら着ているかたを、靴ならば履いているかたを輝かせるため作られています。
使わなくなったお品は大切に片付けておくよりも
似合うかた、これからも十分に使っていただけるかたのもとで
再び輝いてもらえたら嬉しいですね。
それが ものを大切にする気持ちになるのではないかと思うのです。
活かす。こと
片付けていたお品物が新しいかたのもとで改めて輝いてくれたら。
そのかたがとても喜んでくれて、大切にしてくれたらそれだけで嬉しいことですよね。
ぜひリセールを体験してみてください。
リセットしたら、その対価で また新しいお気に入りを求めてショッピングするのもいいことです。
また、がんばっている人を応援するためにクラウドファンディングで使うのも楽しそうです。
困っている人への寄付やドネーションとしても役立てることも素敵です。
国境なき医師団 (緊急の医療ニーズに応える国際的医療団体)
ヤフーネット募金サイト (コロナの医療崩壊・子供の教育や生活・ペットの保護・・・さまざまな募金がこちらからできます。
大切に「しまう」より 「活かす」こと。 ご検討ください。