使いやすいクローゼット。ときめくものだけにしたらいいのよね。
わかっていてもクローゼット整理が上手くいかない。
上手くいかない。残す?残さない?のジャッジ
使っていないけど処分できない。
いつか着るかも。使わないけどまだ置いておきたい。
すっきりできたらいいのに。
どうして決断できないのだろう。
モヤモヤしているかたも多いはず。
あなただけけではありません。大なり小なりみなさん葛藤していますのでご安心ください。
ただ、少し小耳に入れていただきたいことがあります。
私どもお品物をお買取りしている立場から少々感想をお伝えしますと
「あー もったいない」「もう少し早ければ・・・」と思うことがあるのです。
いつか使うかも。が 誰も使えない。に
サイズの合わなかったシューズ、似合わなかったコート、ご自身が使えなくても保管したままにせず、誰かに使ってもらっていたらお品物も、この世に出てきた甲斐があったというもの。
その時点で売却した代金も有効に使えていたかもしれません。
いつか使うかも。と保管していたものが やっぱり使わない。と処分を決心したときには使えなくなっていた。そんなことにならないようにと願います。
お買取を仕事にしている私ですら 自分のことに置き換えると わかっているけど決断できない。ということがままあるのですからベストなタイミングで処分できることのほうが稀有です。
早めに売る。ことを決断をしたほうがいいお品
長期の保管をおすすめしないお品
たくさんの「あぁ残念過ぎる」を見てきた私が、自分自身への戒めを込めてご案内します。クローゼットに眠らせているお品物がありましたら、早めにご確認をおすすめします。
■色の薄いもの
バッグ、靴、服 アイテムの如何にかかわらず、生成りやホワイト、お色の薄いものは保管の期間を長くしないことをおすすめします。
デリケートなお色ゆえまわりから見てもさわやかで、おしゃれ度高いアイテムですが、きれいなままを保つのはきちんとしたケアが必要です。お洋服の場合は着用したら確実にクリーニングに出して保管する。肌に触れる部分があるものはことさらです。短時間しか着ていないから。ということでそのまま保管や、ドライクリーニングだけで済ませてしまっていると、わずかに皮脂でも2年後にはシミになっていることが少なくないからです。
夏服は肌に触れるためシーズン終わりにはウエットクリーニングをしましょう
(コラム)大切な夏服をしまう時には水洗い
お洋服だけでなく、バッグや皮革小物なども使わないまま保管してあったとしても時間経過で色やけ、素材によっては変色することもあります。補強のために使われている接着剤がシミのように現れることもあります。最初から寿命は長いものではないと思っておいたほうが賢明です。使わないと思ったら保管リスクは最小限にして、こまめに変化がないかチェックすることも大切ですし、整理の決断は早いほうがよろしいかと思います。
■長期保管に向かない素材
ストレッチ素材やゴム製のもの
素材にスパンデックス、ポリウレタン と記載があれば 収縮性のあるストレッチがきいたお品物と推察します。以前に比べて耐久性は高くなりましたが、こちらも着用しなくても時間の経過で生地が劣化してきます。
ゴム引きのコートや、ゴム留めになっているバッグ、意外と見落とされがちなパンプスのストラップにゴムを用いてあるものも同様です。またスニーカーやラバー製のシューズもです。履いていないと外観は購入時のままでも、アウトソールのラバーだけが外れることがあります。
メーカーも長期使用は想定していませんので、メンテナンスの対象から外れてしまうことが多く「いつか使うかも」と思っても保管期間は長く考えないほうがよろしいかと思います。
エナメル・パテント素材のもの
エナメル素材を含め、パテント素材もレザー(合皮や他の素材も)に塗料を塗布したものですが、高温や多湿の環境条件によって塗料が軟化したり、溶解することもあります。
プリーツ加工やエンボス加工されたもの
シルクやコットン素材自体の耐久性はあっても、それに加工を施されたものによって耐久性が悪くなっている場合があります。プリーツやエンボスが形状を保てなくなってしまうもの、現時点では良くても時間経過後にクリーニングをするとすっかり加工がなくなってしまうリスクがあるものもあります。
■携帯電話や電子機器のカバーやアクセサリー
日々進化をしていく電子機器、仕様の変更もたびたび起こります。
新しいものが発売されるとサイズが変わることもあり、機種によって使えなくなる、時代に合わない。スマートフォンのカバーやストラップ、ジャック、周辺機器のケースなどは似合わない、使わないと思ったら新機種情報が出る前に手放すほうがよいでしょう。
■トレンド感の高いブランドやデザインもの
もし手放す際に「売る」ことを考えているのでしたらデザインの変化が激しいコレクションブランドのお品物やトレンドキーワードになるようなデザインのお品物は早めの決断をおすすめします。
毎年繰り返し発売されている「定番品」のお品物はセールの対象外であったり、アウトレットでお見かけすることもありませんので整理を決断するのは先延ばしでも大丈夫です。
毎シーズン刷新されるブランドはシーズン毎の勝負です。今シーズンは新作として着たアイテムも、半年後には次のコレクションの展開がはじまりますので旧作となります。3ヶ月前の週刊新潮のようになってきます。消耗品のように流れるコレクションブランドのお品物はお買い求めの時のお値段が高くても、耐用年数が長いと限りません。できるだけ早いほうが得策です。
■新作のお品もの・買ったばかりの品
これはいちばん決断するのにハードルが高いところかと思います。
買ったばかり、着ていない・・・でも「似合わなかった」「思っていた感じと違っていた」「サイズが合わなかった」そんな時。
もしかしたら数ヵ月後にもう1度合わせてみたら似合わないと思っていたものが「あれっ?いいじゃない」に変わるかもしれませんが、もしそのようにならないとしたら…
そのお品物がお店でまだ販売されているような状態であれば、「現行品」として今それを買おうと思っている人に中古の市場でも定価に近いお値段で買っていただけるかもしれません。新作は「新作」と呼ばれるうちに。それがいちばん高く売れるタイミングになると思います。とくに「限定品」で売り切れになったものや「抽選販売」のような貴重なものは話題がホットなうちがよいと思います。
シャネルのマトラッセチェーンショルダーやエルメスのバーキンやケリーのような永遠の定番品は定価が上昇しますので、売れるお値段は下がることがなくその時の人気度合に影響しますが、一般的なお洋服の場合は、新作と呼ばれる時期のお買取りの価格がいちばん高くなるといえます。このタイミングは逃さないほうが良い場合が多くあります。
「これはいくらぐらいになるの?」
「これを売るのは今がいい?先でもいい?」
「このブランドはどうかしら?」
迷ったらどうぞお気軽にお問合せくださいませ。
LINEでお写真をお送りいただきますと具体的なお値段をお伝えすることができます。