コロナ禍でお家時間が増えて、
おうちの不要品を整理する時間ができました。
それを売ることもやってみよう。
オークションやフリマサイトの利用が増えています。
私どもはお客様からお使いにならなくなったお品物をお買い取りさせていただき
販売しておりますのでフリマのプロです。
高く売るためのちょっとしたコツをアドバイスさせていただきます。
とにかく何でも売れる。読み終えた本から高級ブランド品まで巨大マーケットプレイスです。
ジャンルを問わずお家の中にあるあらゆるものを出品することができ、
家の中に限らず池のメダカ(※)、庭の植木やお花の株分け、近くの山で拾った木の実。
欲しいがどこかにあればなんでも売れちゃいます。
※サイト独自のルールにより生体の販売が禁止されている場合もあります。
フリマサイトで買いたい物を探しているお客様も日本全国、老若男女のかたが日々24時間どこかでチェックしているのでさまざまな趣味嗜好のかたを相手にアピールすることができます。
日本国内に限らず、海外からのアクセスも多く
海外のお客様の購入を代行してくれる業者さんも日本国内に多数存在します。
フリマアプリ販売で向いているもの
希少性の高いもの。ひとりの欲しい!も見てもらえる可能性大
蔵から発掘した昔の鉄道グッズ
近所のリサイクルショップでお断りされたけどフリマアプリで見事に売れた!
定年退職したお父さんのスーツ
壊れたプリンターの買い置きインクのマゼンダ
もしかしたらさっきもらった
仙台お土産の”萩の月12個入り” も売れるかもしれません
買い取り店では、物の価値を判定するときに
いくらで売れるか?
だけでなく、どれくらいの人数が探しているか?
を併せて判断します。
こんなに珍しいものは今まで見たことがない。
稀少なもの。マニアなら喉から手が出るほど欲しい品だろう…
でもマニアが全国に20人くらいしかいないニッチなものだとしたら、店舗だけで販売している買い取り店ではうちの店には買い手は来ない…売れない。だから買えないとなってしまいます。
たとえオークションに出品しているお店でも、全国でわずか20人のマニアのかたに見てもらえるのがいつになるのかわからないので、販売までの時間をリスクとして買い取り価格を減額せざるを得なくなってしまいます。
極端なことかもしれませんが、店舗では難しい
ひとりの欲しい!がフリマアプリでは販売成立するのです。
物の価値を理解してくれるお店を探すより、直接気に入ってくれる人を探せるフリマアプリは稀少な物を売るのに向いていると言えます。
出品するハードルも超低い
写真を撮る
出品するには写真を撮って金額を決めるだけ。
フリマアプリでは今や本や化粧品などは商品に付いているバーコードをスマートフォンで読み取ればタイトルの作成、カテゴリの選定、検索で見つけてもらいやすいようにタグまで付けてくれたりします。
売れた後の発送も梱包するだけ
梱包も面倒が少ないように専用薄型のボックスや、プチプチの緩衝材までコンビニに用意されています。あらゆることをショートカットすれば、お品物をコンビニに持って行けばなんとかなるわけです。
コンビニに持って行ってバーコードを提示したら発送完了。宛先を書くことも必要ナシ。
売った自分がどこの誰かも相手に知られることもありません。もはや至れり尽せり。
とにかく超簡単!
売りたいものがあるならフリマアプリは利用しない理由がありません。
高く売るには少しの工夫が必要
その商品の公式サイトへ行って、現品の画像をWEBからスクリーンショットでいただいてくる。
その商品のいちばんカッコいい姿を知っている生みの親が撮った写真ですから、これが最強です。
しかしこれは著作権、モデルが着用している画像でしたら肖像権の侵害。違法行為となる場合もあります。プロのカメラマン、モデルを使って高コストで写している写真です。お友達や家族にスクショ送るねー LINEやSNSでシェアやリンクを送る。の感覚でやってしまいがち。みんながやってるからいいじゃん!とはなりません。他の出品者が写した写真を使うのももちろん禁止されています。
スクリーンショットはあくまでも参考として、実際のお品物の画像も掲載しましょう。
写真はきれいに。でもやりすぎは禁物
現物を撮る際には、明るい場所でありのまま最大限にきれいに撮りましょう。ありのままです。
どうしてもよく見せたい。高く売りたいと思いながら撮影するとダメージをわかりづらくしたり、画像加工で明るくしすぎたり余計な作用が働きますが、売れてもトラブルになると面倒です。わかりやすく。誠意が感じられるようにダメージもアップでありのまま。
他に気をつけておきたいポイントとして畳の上や、明らかに床の上に直接置いていていることがわかる写真もNGです。シーツやカーテンなどを敷いて背景は無地のほうがお品物も見やすく撮影できると思います。
誤って写り込んでしまった背景が、ごちゃごちゃの汚い食器棚。部屋干し洗濯物が写ってる。もがっかり印象になってしまうので気をつけて。光るバックルやボタン、サングラスのフレームにも写っていないか要注意です。
商品画像がボケているのもいけません。
商品の状態がわからないばかりでなく、故意にわかりにくくしてあると思われたらマイナスです。
伝わらなくてもいい、生活の様子は排除です。
逆に売りたい商品をよく見せるために他の高級なお品物を一緒に撮影している場合もあります。
画像として綺麗に見えますし、相乗効果でそのお品物までランクアップしたような印象になります。オークションやフリマ初心者向けには有効ですが、今は盛り過ぎは敬遠される傾向にあります。
こんなことまで手間をかけて売っているのは せどり(他のサイトやお店から買って転売している)と思われるためです。
個人のSNS全盛期、写真から相手の心理を読み取ることが飛躍的に進化しています。ネイルチェンジしましたー!と車のハンドルがチラッと映っていて高級外国車であることがわからなそうに見せて、実はここを見て欲しいの。というアザとい心理はもはや逆効果になってきています。
究極、写真がしっかりと商品の説明を補完していれば、説明文は不要かもしれません。
商品説明にお人柄がでます。服は採寸も
商品の説明はその商品のWEBサイトでのデータがあれば、使いたいところですが、こちらも厳密に言ったらコピペは禁止です。最低のマナーとして「公式サイトから転載しました。」など引用元を、記載しておきましょう。
サイズは個体差もありますし、お洋服の場合は着用したりクリーニングで伸縮がありますので
売りたいもの現品を採寸して記載します。
お品物によっては購入時期や購入場所を記載します。どれくらいお使いになったか。ダメージがどこに。どんなものがあるか記載しましょう。
備考欄や、プロフィール、商品説明の末部に取り引きのお願い。も記載しておくとよいでしょう。取り引き経験が多くなると過去のトラブルから学んだ禁止事項やマイルールがどんどん増えてかなりの長文になっているかたも見受けます。購入の際にはそれを読むように指示されていたりします。運営側のルールでは個別で設定するマイルールは無効となっていますが、後々のトラブルにならないように無理を強いない最低限のお願い事は記載しておくほうがいいかもしれません。
商品の陳列には気をつけて
出品のラインナップは出品者のあなたを表します。
センスのよい高額な商品を出品しているのに、使いかけのプチプラコスメやしわくちゃドレスは並べて出品しないように。
あれっ。どちらがホント?となっておおかた残念な方に寄せられてしまいます。
お父さんのセーターや日曜大工セット、お母さんの美容器具、息子の大学受験校赤本、子供のおもちゃ…のラインナップ。
これはこれでアットホームな感じでいいと思います。
出品している商品が自分の嗜好に合うとなるとフォロワーもできてきますし、満足なお買い物ができるとまたこの人から何か買いたいなぁ。と思っていただけるものです。
一度お取引きをすると、きれい。汚れている。の基準のすり合わせができるので、安心感が生まれます。出品を期待してくれるファンがついてくれることでしょう。ご自身のお店をプロデュースする感覚で楽しむのもいいと思います。
楽しくなったらお事にできる?
得意なジャンルがあって、そのことに精通しているとその物の価値を見極める目もプロ並、いえそれ以上のかたもいらっしゃると思います。その知識を活かしてプロフリマ。
フリマアプリでお小遣い稼ぎをしたくなるかもしれません。
先日、あるブランドの社員が、自社ブランドの中古品をフリマサイトで買って、リサイクルショップに販売したことで逮捕されました。
一瞬、これのどこがいけないの?と不思議に思いませんか?
着なくなったお洋服を売るのは何ら問題はありませんが、転売する目的で買った古着(洋服ばかりでなくあらゆる中古品が対象です)を販売していると商売となり、古物業の免許が必要になってきます。それを持っていなかったので古物業法違反で逮捕となってしまいました。
他にも気をつけなくてはいけないことがあります。
たとえば
キャラクタープリントの生地で子供の通園バッグをハンドメイドするのはもちろん大丈夫です。
使っていたものを卒園したから使わなくなった。ということで、フリマで売るのも何ら問題ありません。同じ生地で売ることを目的にハンドメイドすると著作権に抵触する可能性があります。
手作りのお菓子や食品は保健所の許可が必要となります。
品種登録された植物を家庭で繁殖させて売っていると種苗法に抵触します。
許可の必要のない手作り品であっても、登録されていない農作物や、繁殖させた植物であっても、庭の苔も繰り返して同じものを販売していると業と見なされ販売した利益を申告しないと所得税法違反になります。
知らなかった。気が付かなかった。
で後から大変なことにならないように、販売することが楽しくなって繰り返し販売するときには一度、お品物が許可や免許がなくても大丈夫かどうか確認して、収益の点は難しく考えずに売り上げと支出を簡単な帳簿につけて本業のお給料と合わせて確定申告をしておけば安心です。