エルメスは年間に2回 新色を発表します。
たてまえとしてはその年の限定カラーとなっていますが
お客様の評判を見ながら 人気があれば翌年も引き続き採用されていきます。
お色の好みはお国によっても異なるものです。
世界中に顧客を持つエルメスですから
エルメスらしさと顧客の好みを考慮して選ばれていることと思います。
エルメスの顧客様は自分に使いやすい同じスタイルのバッグを
素材違い、またお色違い、サイズ違いでお持ちになるかたが多いので
新しいカラーの発表を楽しみにされているかたも少なくないと思います。
2017年春夏の新色。
Blue zanzibar(ブルーザンジバル)
鮮やかなブルー。
海や爽やかな空のようなカラー
「ザンジバル」を調べましたら
アフリカ東海岸のインド洋上にあるザンジバル諸島の地域名でした。
こんなところにありました。
画像を検索したら
太陽がふりそそぎ ほんとうにきれいな海と空。
まさに 抜けるようなブルー。
同じく春夏の新色
Blue zephyr (ブルーゼフィール)
ブルーといってもグレーがかった優しいアースカラーのような色です。
「ゼフィール」とは
ギリシア神話に登場する西風神の英語名
そこから英語で「西風」の意味するらしい。
強風ではなく「そよ風、優しい風」を表す。
春夏の新色
Toffee(トフィ)
古くの鉄板カラーだった 「ゴールド」と「ナチュラル」の中間のようなお色。
トフィはバターと小麦粉、砂糖で作ったお菓子。
春の新色にピンク系がなくて
ちょっとさみしいと思っていたら
秋の新色に
Rose extreme(ローズエクストリーム)
エクストリームは 「極端な」という意味なので
それはそれは ローズの最上級ピンク。
はい。なかなか強めのはっきりしたお色です。
秋の2色目は
Gris asphalte(グリアスファルト)
秋冬らしいお色といえばお色です。
グレーの「アスファルト」ですから
う~ん。道路なのですね。
落ち着いたお色で
想像以上にお洋服の色を選ばない
合せやすいお色となるでしょう。
バッグに選択するのは正解のはずです。
そして
Vert vertigo(ヴェールヴェルティゴ)
マットな感じのグリーンでした。
小物使いには良さそうですが
日本のかたがバッグなどに用いるのは
少しハードル高そうです。
ヴェルディゴを調べてみたら 「めまい」ということでしたが
こんな感じの森林のイメージでしょうか。
そして Rose pourpre(ローズパープル)
見ての通り ローズ と パープル
少し明るめな 「パープル」です。
エルメスの商品は望みの色やデザインが
必ずしも買えるわけではありません。
そこが人気を高めている有縁でもあります。
どんなお品物に出会えるか・・・ 「ご縁」なのです。