毎日のように宅配業者から荷物が届く。
昨日ネットでポチっとしたものが翌日に届くことが当たり前。
更に加速されてエリアによっては朝注文したものがその日に届くことも。
もはや出前。便利になったものです。
そこで今 問題になっているのが 宅配業者の配達現場の過酷な労働を強いられている
とのこと。
私どもセブンヨークは宅配で全国各地お売りいただくお客様からお品物をお送りいただいて
そのお品物を販売するのもほとんどが通販。
宅配業者さんなくしては成立しないようになっています。
毎日お荷物を預かっていただいているドライバーさんがお昼もゆっくり食べていられない状況だとか
と聞いたら 申し訳ない気持ちになってきました。
確かに昨年から荷物が多くなる夏のお中元シーズンや年末に ○○地区のセンターが飽和状態で荷物がさばききれなくなっているので
遅延が起こるかもしれない。との警告が聞かれたり、現実に年末には遅延が発生したりして
想像するにたくさんの荷物で大変な状況なのだろうと思っていました。
これだけネットでのお買い物が増えているわけです。
また不在による持ち戻りで再配達が20%近くあることも更なる労働を増やしているとのこと。
それは大変。
荷物を減らすことはできないのでせめて再配達の手間をを減らすためにできること。
配達日をお客様に確実にお知らせして、お受け取りになるお客様が確実に在宅している時間指定をつけてもらうように
したらいいのか。24時間開いているコンビニ受け取り、駅のロッカー受け取りを導入したらいいのか。
今では考えられないことですが、その昔はお向かいのお宅に預かってもらうとかあったよなぁ・・・
でもそれもお互いちょっと迷惑。
セブンヨークでもご注文いただいた際に
「留守の際にはコンシェルジュに預けてください。」とか
「不在時は宅配ボックスへ」という備考欄の記載をみつけます。
私も自宅に宅配ボックスを設置しようかな。
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簡易なものから本格的なものまでいろいろありました。
留守していても電話やネットで依頼すれば指定の時間に再配達してくれる。
この安心感は当たり前になっていてるけれど
日本の宅配業者さんのサービスレベルは世界一と言われている。
今さらながら改めて ありがとうドライバーさん。
通販先駆けのアメリカでは この再配達問題は 「留守でも玄関先に置いていく。」ということでクリアしているそう。
日本より犯罪件数の多いであろうアメリカで?
・・・値段の安いお品物ならそれもアリかもしれませんが私どもがお送りしているお品物ではそれは考えがたい。
ヤマト運輸では 夜間配達時間の指定を これまでの18時~20時は残したまま 20時~21時を 19時~21時に変更して
お昼の配達 12時~14時 を廃止することになりました。
配達の時間の縛りはゆるくなるのかもしれませんが再配達はかえって増えてしまうのではないでしょうか。
再配達の場合には有料化も今後検討されているとのことでしたが、
それを導入することになると
確実に在宅を約束できる日時を指定するようになるでしょう。
そちらのほうが有効かと思うのですが、
ドライバーさんがいちいち再配達の際に再配達料金(例えば100円とか)を追加で受け取る手間も大変に思えます。
勝手な妄想ですが、100円を受け取る際に 意地悪なおじさんにネチネチ文句を言われたり、
暇なおばさんに不在にしていた言い訳を延々と聞かされたり
お店に配達時間指定を 「午前中」って言ったのに指定していなかったお店が悪い。
追加料金はお店からもらって!の一点張り。お店はそんな時間指定聞いていない。とラチがあかない。
うわ~ 考えただけで気が滅入りそうです。
それならば加点方式にして スムーズに1回で配達できたら ポイントシールをお渡しして
それを台紙に貼る。10枚たまったら荷物を出す際に1個無料。 どうでしょう?
でも・・・なんだか府に落ちない。
配達する荷物がこれだけ増えているのなら
仕事が増えて売上もあがる。配送業者さんは嬉しい。はずの図式
現場のドライバーさんの数を増やさなければいけないように思うのです。
それが人手不足で増えないと。
労働に見合う対価が支払われれば人は集まるのではないのでしょうか。
ネットの通販もスタートしたころは
そこまで買いに行く(お店側からしたら そこまでお届けする)ことができないのですから送料がかかるのは当たり前
配送で届けてもらえることに感謝していたのに
競争原理で送料無料の購入価格のハードルが下げられて
そのしわ寄せが運送会社さんへの送料の圧縮要求で困難がドライバーさんに行っている。
適正な送料が運送会社さんに支払われている送料無料ならいいのですが
弱い者いじめのような(弱いものとは運送会社さんではなくドライバーさん)偽りの送料無料による
販売競争はもうやめにしたいものです。
ドローンでの配達が実現される日が来るまで 昔を思い出して
お店は配送会社に、配送会社は現場のドライバーさんに。
消費者は届けてくれるドライバーさんに。
皆が少しづつ誰かに優しさを持てたらいいと思うのです。
安心してください。