ブランドジュエリー
ファインジュエリーとファッションジュエリー
ブランド品と呼ばれる中に星のごとく輝くジュエリーメーカーがあります。
カルティエ、ブルガリ、ティファニー、ヴァンクリーフ、ショーメ、ブシュロン、ダミアーニ・・・
ジュエリー好きの女性なら名前をきくだけでわくわく心が躍ります。
これらのブランドはそもそも宝飾メーカーですので、つくられているはファインジュエリーです。
一方、シャネルやルイヴィトンのファッションブランドは宝飾メーカーに負けないくらいの素晴らしい高価な
ジュエリーも作っていますが、気軽に楽しむことができるお手頃な価格のファッションジュエリーも揃えています。
(シャネルではコスチュームジェリーと呼ばれております)
ファッションジュエリー
ダイヤ、パール、ルビーやサファイヤをラインストーンやフェイクパール、ビーズやカラーストーンに代えて流行を取り入れたデザインで作られています。
フェイク素材でつくられたファッションジュリーの良さは手軽なこと。
本体の軽さももちろんですが、ハイブランドのジュエリーなのにお値段もお手頃。
それってなんだかチープ。。。 ではありません。
お洋服の雰囲気で本物のジェリーがあえて必要ないときもあるわけです。
デニムに白いシャツ、こなれた大人のミニマルカジュアルスタイルにシンプルなバングル。
ここでメッキでは台無しになってしまいますが
ツィードジャケットの上からボリューミーに重ねてつけた多連のパールネックレスが極上の花球では見た目からしてヘビーですしなんだか野暮。
ドレスアップした時には本物のジュエリーの重さや輝きが必要になりますが
TPOを考えて足し算や引き算をする際にどちらも重要な役割があるのです。
シャネルココは ファインジュエリーなんてナンセンス。ダサいだけ。 というようなことを言って
たくさんのファッションジュエリーでおしゃれを楽しんでいたそうです。
(現在シャネルは世界トップジュエラーが集うパリのヴァンドーム広場に店舗を構え
落ち着いてゼロを数えないとお値段がわからないくらいのファインジュエリー専門の店舗を構えています。)
気をつけたい ファッションジュエリーの金属アレルギー
残念なことに気軽に楽しむことができるこのアクセサリーには 「金属アレルギー」 という落とし穴があります。
私も 32歳の時に「金属アレルギー」になってしまいました。
これまで何ともなかったシャネルのイヤリングを付けると耳に接触した部分がムズムズしてきて痒くなる。腫れる。
金属アレルギーのことを知らずに、徐々に慣れてくる。耐性がつく。のではないか。というとんでもなく危険な間違いをしてしまっていて
慣れるどころかだんだんひどくなってきました。
はじめは 「あれっ?たぶんこのアクセサリーをつけると痒くなるような気がする・・・」だったのが
どんどん痒みが強くなってきて、短時間つけただけでも、その後ひと月くらい皮膚がぐずぐずしてしまうほど
ひどい状態になってしまいました。
耐性が付くことことなどありません
金属アレルギーは使われている金属が汗や体液によって溶け出しイオン化し体のたんぱく質と結びついてアレルギーの原因物質になることで起こります。
ピアスは直接血液や体液に触れるので、リスクの高いアクセサリーです。
金属アレルギーのことを知れば当然なのですが、ピアスやイヤリングだけでなく、指輪もつけた場所が赤く腫れて線状になって指輪をはずしても指輪をつけているような状態になってしまうようになりました。
アレルギーになる素材
どの金属でアレルギー反応が出てくるかは人それぞれ違いますが、私の場合はどうやらメッキされたものはどれもだめで、ゴールドの場合、K24(純金)は大丈夫なのですが、K18は問題ないものとだめなものがあり、プラチナは大丈夫でした。
歯科や皮膚科では どの金属にアレルギーが出るのかパッチテストを行ってくれますが、私がひどい痒みで受診した皮膚科の先生は
塗り薬と飲み薬を処方してくださって「パッチテストまでしなくていいでしょ。まぁ。(アクセサリーは)高いものが大丈夫と思っていれば間違いないから」となかなか太っ腹?な診断を下していただきました。
先生のご診断はごもっともでしたが、一部背いて私はどうやらシルバーも大丈夫のようです。
その後・・・
コラム ↓
パッチテスト受けました。
接触型アレルギーと全身型アレルギー
金属が直接皮膚や体液に触れるて溶け出し体内に侵入し再度同じ場所に金属が触れると
かゆみや発疹、水泡などのかぶれの症状を起こす「金属接触アレルギー」と
歯科金属や内服薬、食品に含まれる金属が体内に侵入することで発症する「全身型金属アレルギー」があるようです。「全身型金属アレルギー」は口の粘膜や腸から吸収された後、汗として皮膚から分泌すると症状が現れ、金属接触アレルギーとは違い、全身から汗と共に出てくるので手の平や足底に多くみられる症状です。
金属アレルギーは1度なってしまうと、ほとんどの場合で完治することはないようです。
私はもう手遅れですが、「大丈夫と思っている方も」気をつけて、少しあやしい感じ・・・と思っている方はこれ以上体内に金属を取り入れないようにすることが必要です。
金属アレルギーになる。ならないは?
出産してから体質が変わった。などの話もききますが 多くは体内に少しづつイオン化した金属が蓄積していって限界に達すると発症してしまうようです。
私も最初の頃は接触した部分だけが痒くなっていましたが、ひどくなってしまった時はコットンパールのネックレスに付いた小さい留め金が首にあたっただけなのに、その接触した部分だけでなく、二の腕の内側や、腕の曲げる部分など汗をかきやすく皮膚のやわらかい部分が痒くなって赤く腫れてしまいました。
ですので、できるだけ体内に金属を入れないことが大切です。
アレルギーの予防方法
どの金属に対してリスクがあるかどうかを知り、リスクのある金属は身に付けない。
今は何もなくても、それはある日突然やってくるのです。
リスクを調べるまでもないという場合でも金属アレルギーを起こしやすい金属のニッケル、コバルト、水銀、クロムの素材には注意し、汗をかきやすい季節は特に気をつけておいたほうが良いかと思います。
金属アレルギーからお肌を守るピアスコート剤が売っていました。
アクセサリーに塗ると樹脂でコートで金属イオンを封じ込めてアレルギーによる皮膚炎を防いでくれるようです。
発症してしまう前に予防しておくことをおすすめします。