天気のよい日に風の通るところで干した洗濯物は
お日さまのにおいがして気持ちがいいものです。
梅雨の時期 お洗濯ものを部屋干ししないといけない日もあります。
乾いたあと なんとなくスッキリしない。
からりとしていないだけでなく、なんとなくニオイが気になる。
こんな状態の肌着や洋服を着ても一日が落ち着きません。
他人のニオイも気になるものですが
自分の衣類からヘンなニオイがすると最悪な気分。
濡れた洗濯物は短時間で乾くのが理想ですが
じめじめとしたまま長時間経過すると雑菌が繁殖してしまって
ニオイの原因になってしまうのがその理由です。
それを紛らわすために香りの強い柔軟剤を使ったり、消臭スプレーを使っても
ニオイの原因を元から解決しているわけではないので
雑菌はそのまま。
嫌なニオイがしなくなると、なんとなくきれいになったように錯覚してしまいます。
また柔軟剤はふんわり仕上げてくれるものの、吸水性が損なわれてしまうばかりでなく
陽イオン界面活性剤 要するに化学物質なわけなので皮膚への刺激性も少なからずあるだけでなく
喘息の人などにとっては苦痛を強いられることになりかねないのです。
柔軟剤の代わりに 酢、クエン酸、重曹などが有効です。
酢なら50cc、クエン酸なら大さじ1杯、重曹なら100g を通常の柔軟剤に代えて使えます。
香りも欲しいなというときは人工的な香料でなくアロマオイルを。
ラベンダーやユーカリ、ローズマリーのアロマオイル(精油)には殺菌効果もあるようです。
ただ通常の柔軟剤に慣れてしまっていると 天然もののかすかな香りに物足りなさを感じてしまうかもしれません。
においをにおいでごまかさないために雑菌を繁殖させない方法を。
先ずお洗濯する洗濯機からチェックしてください。
見えないドラムの裏はもしかしたら大変なことになっているかもしれません。
梅雨の時期は危険です。
きれいにするための洗濯機がかえって雑菌をつけることになってしまいかねません。
イヤなにおいがしないかチェックしてみてください。
洗濯をした後は洗剤の匂いしかしないよー。といっても
夕方になるとなんとなく臭ってきます。
洗濯機は使った後、ふたは閉めずに乾燥させる。
洗濯機の中に汚れ物を入れてためこまない。
半年に1度くらいは洗濯層クリーナーを使って見えない部分まできれいにしてください。
洗剤に塩素系漂白剤を梅雨の時期は入れてください。
除菌効果が格段に上がります。
洗濯が終わったら、すぐに出して干してください。
残念ながら洗濯しても完全に汚れは落ちていません。
残留している皮脂、汚れが濡れた状態では雑菌の繁殖の原因になります。
雨の日の部屋干しで短時間に乾くようにすることが秘訣です。
エアコンや扇風機をかけて湿度を下げ風を送ります。
狭い空間で換気がよくできるお風呂場も理想の場所です。
締め切ったお風呂場で換気や除湿をすると驚くほど短時間で乾きます。
さっとアイロンをかけてから干す。
これは熱もかけて除菌ができて乾燥時間が短縮できますので
非常に理想的ですが、手間がかかりすぎて無理。
エタノールのアルコールスプレイも効果的です。
仕上げにアイロンをかける。これでお日さまで干したような、からりとした感覚に近くなります。
特になんとなく部屋干しのにおいがするな・・・というときは
スチームを出してアイロンをかけてください。
ちょっと手間もかかりますが
工夫して梅雨の時期を快適に過ごしてください。