高価なブランド品ですから
同じものならお値段が安いほうがいい。そのように考えられるかたも多いと思います。
どこで買うのがいいのかはご自身の選択ですが、一長一短がありますので
ご参考になれば幸いです。
【国内直営ブティックにて購入】
こちらが通常のスタイルです。
店舗のない地域でも、ラグジュアリーブランドもオンラインショップを持つようになりましたので、忙しい方もお買い物ができるようになりました。
オンラインショップのことについて書きましたブログはこちら
もちろん国内定価でのお買い物になりますが
気持ちよい接客を受けてお買い物できるのはいいものです。
商品の説明や疑問にもきちんと回答してもらえますし、スタッフのかたから思わぬ新作の情報やブランドの裏話も聞けるかもしれません。
たくさんのお買い物をするとクリスマスやお誕生日になるとギフトが届いたり
新作の発表会や受注会などにご招待されたりパーティなどのご案内もあります。
デパートに出店しているブランドでしたら路面店よりお得に買える場合もあります。
デパートの発行しているカードです。カードを発行する百貨店によってご優待の料率は3%~8%
前年度のお買い物額によって最大10%になります。
ただシャネル、エルメス、ルイヴィトン、カルティエ、ティファニーなどは、どこのデパートでもご優待の対象外になっています。
プラダ、セリーヌなどはご優待の対象です。
ブランドによって 路面店とデパート店での入荷数量、入荷アイテムや買い付け商品が違う場合もありますので、情報収集して使いわけたいものです。
【海外旅行へ行ってお買い物する】
円高のときは国内価格との差がかなり大きかったのでお買い物が楽しかったのですが
円安になると、きちんと電卓で計算しないといけなくなりました(笑)
パリや香港、ハワイはお買い物が楽しめるように比較的狭いエリアに、さまざまなブランドショップが並んでいます。
せっかく買ったのに付加価値税の免税手続きを忘れて出国してしまわないようにお気をつけください。また日本へ帰国した際に 関税が発生します。
ひとりあたり20万円までは免税になりますが、ひとつのお品物が20万円を超えるものは 20万円の免税額は適用されませんので、全額が課税対象になります。
関税は品目によって違いますが、主として国内産業を守ることによりますので、国内産業が強い分野の時計など関税が無税のものもあります。(消費税、地方消費税はかかります)
たとえば エルメスのバックを80万円で購入してきた場合。
簡易関税額は15%になりますので
800,000円 × 0,6% = 480,000円 (こちらが課税対象額)
480,000円 × 15% = 72,000円 (こちらが関税)
72,000円を支払います。
本来の関税は材質や形状、付属している金具などによって細かく税率が分かれていますが
旅行者の場合は消費税、地方消費税を含めた簡易税率を選択することができます。
時計は関税がかかりませんので
カルティエで1,000,000円の時計を購入してきた場合 消費税、地方消費税を含めた8%がかかります。
1,000,000円 × 0.6% = 600,000円
600,000円 × 8% = 48,000円 (こちらが消費税と地方消費税の合計)
厳密に言いますと
600,000円 × 6.3% = 37,800円 (消費税)
37,800円 × 17/63 = 10,200円 (地方消費税)
合計 48,000円になります。
【海外旅行に行く友達に頼む】
これもよくきく話ですが
お友達もそのブランドでお買い物をするならかまいませんが、わざわざ頼むのは気をつけたほうがよさそうです。
ブランドに興味のない友達に商品の画像をプリントアウトして持たせて
「これお願い♪ この紙を店員さんに見せれば大丈夫。」なんて軽い気持ちで頼んでみたものの、現地の貴重な滞在時間を割いてお買い物するのはもしかしたら迷惑な話。
それでも問題なく買えればいいのですが、
「2サイズあったよ。画像では大きさわからないから小さいほうにしたよ。
電話しようと思ったけど日本は深夜2時だったし・・・」
がーん。大きいほうだったのに・・・とも言えず。
「この色は秋冬のシーズン色でもうなかった。今年の春夏はピンクとオレンジなんだって。可愛かったよ」
えーーーーーそれ買ってきてくれて良かったのにぃ・・・
たったバックひとつのために気まずい雰囲気。。。
この種のお願いは気をつけましょう。
【並行輸入店で買う】
平行輸入とは国内での正規販売のルートを通らずに海外から入荷してきているもの全てを指します。
日本では優秀なバイヤーさんたちが世界各地で買い付けをして国内に輸入して販売されています。
海外での価格差や特別なルートを開拓、企業努力で、セールを狙って、アウトレットを利用したりしてほとんどが国内正規店の価格より安く販売しています。
ブランドによっては国内定価よりも30%、40%、お品物によってはそれ以上安い場合もあります。
どこもきちんと営業しているはずですが中には誤ったお店もないとは言い切れません。
本物と一般消費者が見分けのつかないお品物はお店を信頼するしかありません。
ギャランティカードの有無や国内でのメンテナンスが受けられるかどう程度は
確認しておきたいものですが「どこで買い付けたものか?」 「どうして安いのか?」 たたみかけて「本物か?」など
必要以上に疑心暗鬼になるようでしたら直営店で安心してお買い物されることをお勧めします。
お店選びが大切になりますので、店舗があって長く営業しているお店などの基準で選ばれるとよいかもしれません。
安くお買い物をするには少なからずリスクも考えておかなければいけないことを。
特別な事例として西武デパート催事でのチャンルーのアクセサリーのような場合もありますことも付け加えておきます。