全く個人的な意見ですが キホン 「餅は餅屋」 と思っています。ブランドには長年培われ評価されてきた歴史の上に今日がありますのでそもそもの得意なジャンルがあるわけです。
今ラグジュアリーブランドのほとんどが総合的なファッションメーカーになっていますのでバックから靴、アクセサリーや時計、お洋服テキスタイル全般、フレグランス、テーブルウエア・・・あらゆるものを展開しています。
歴史に裏づけられた古くからのノウハウを持っているものは、やはりいい製品を作っているのです。時計を買うなら時計メーカー、 バックを買うなら皮革メーカーと古臭く思っています。
長年時計を作り続けてきた時計メーカーの時計。毛皮からスタートしたブランドの毛皮。グランサンクの宝飾品、もっと細かく ダイヤ商のダイヤ。
皮革製品のバック、爬虫類を得意とするメーカーのパプワニューギニアポロサスのバック。。。
それはさすがに手にとってみるともれなく 「いい仕事してるわ」 と思わず言ってしまいます。ですが単一製品の専門メーカーになりますと本当に上質なカシミアを使って着心地のいいセーターを作れてもデザインがイマイチ、素材が最高なだけに超残念。クロコダイルの腑は見事で機能的だけど進化しているのは携帯電話用のポケットをつけただけのデザインが旧態依然のバック。
職人魂が強く 「いい製品なのに・・・う~ん残念」 というものもある。メガブランドになるとトータルでファッションを考えていて、旬のデザイナーを招へいできて良いサプラーヤーから最高の素材を仕入れることもできる、何なら厳しい管理のもとOEMで生産してもらえることも可能。なので時計メーカーのレザーバック。 バッグメーカーの時計。 シューズメーカーのお洋服。それが 「餅は餅屋」の本家を超えてしまうのです。