エルメスのスカーフいつから作られている?
1番最初に作られたのは1937年「オムニバスゲームと白い貴婦人」。
エルメス4代目当主ロベール・デュマ・エルメスによって発案、製作されました。
Jeu Des Omnibus Et Dames Blanches 【オムニバスゲームと白い貴婦人】
バッグやツイリーにもアレンジされ愛され続けている絵柄です
こちらがその絵柄ですが、
何度か同じ絵柄でリバイバル発売されたもの。
1937年当時のものは木版だったはずです。
こちらは2007年にスカーフ発売から70周年を記念して作られたオムニバス
絵柄の中に 1937と2007年の数字が書かれています
こちらは 2018年に発売された Jeu des Omnibus Remix リミックスバージョンです
正方形 = carré
正方形の形からカレと呼ばれていますが
これまでに千数百種類以上の絵柄が発売されていて、それぞれ一枚、一枚に名前が付けられ物語があります。
シーズン毎に発売されるスカーフをまとめた小冊子
エルメスの店舗で配布されています
エルメスのスカーフの魅力
まるで一枚の美しい絵画。
額に入れて飾れば素敵なアートになります。
エルメスのスカーフはふんだんに使ったシルク。
手に取るとそれはやや厚ぼったいまでの重厚感。艶と張りのある手触りに違いが感じられます。
選び抜かれた素材に何色ものシルクスクリーンを重ね合わせて絵柄が作られます。
デザイナーの選定から完成までに平均して2年の歳月が費やされ長いものでは7年もかかるものもあるといわれています。
ハンドステッチ
更に縁取りをまつる作業は手仕事。一枚、一枚職人の手でかがられます。
エルメスのスカーフは裏でまつるのではなく表でまつるのです。
ひとつの妥協も許されないコーナーの仕上がりはそれは見事なもの
ピンととがったきれいな姿を何十年経っても保っている品質はさすがと言わざるをえません。
そのデザインは自然界や地域、芸術、文化あらゆるジャンルに及び人々を引き付けます。
エルメススカーフ人気の絵柄
乗馬をされるかたやには馬や馬具のデザイン
BRIDES de GALA 式典用の馬勒 /LA PROMENADE DE LONGCHAMP ロンシャンへの散歩道
音楽をされる方には楽器やオーケストラのデザイン
CONCERTO コンチェルト/IN SALZBURG ザルツブルグ
動物が好きな方にはその動物が描かれたもの
CAVE FELEM 猫に注意
SiCHUAN 四川省
バレエをされる方にはバレエのデザイン・・・
イベントや限定で発売されたもの
また、記念の年やイベント、店舗オープンなどで限定品も発売されジベルニーのモネ美術館にはそこでしか求めることができないオリジナルスカーフもあります。
la dance ラダンス/エルメス150周年には ナポレオンにオマージュを込めてFEUX D’ARTIFICE (花火)
日本での初メゾンとなる銀座店オープンを記念したものや銀座店10周年記念のもの
GIVERNY ジベルニー/Promenade a Versaillesヴェルサイユ宮殿
コム デ ギャルソンの川久保玲とのコラボされたものなどもあります。
またエルメス公式サイトよりアプリも発表されてますます楽しみになりました。
アプリ「SILK KNOTS」では、エレガントな結び方から大胆なアレンジまで「HERMES」のスカーフcarré(カレ)を楽しむための方法を発信。
20種類のイラスト解説の他、6種類のビデオ解説や最新コレクションのcarréカタログ、「HERMES」のシルクの世界を学べるコンテンツも収録!